2010年7月17日

社会の窓から見たニッポン


 最近「見向きもされず捨てられ消えていく事象を、記録していく」ことによく出会います。
 昨日は都築響一さんの青山ブックセンターでのスライド&トークショーに参りました。日本の田舎で、広大な土地に莫大な資金をかけて出来た妙な西欧村や過剰な楽園。実は高い技術を要する暴走族の爆音リズムやデコバイク走行、トラックアート、見せ物看板絵描き等々、無名な天才がいっぱい…。

「これこそが日本のオリジナリティ」「感動した時に掴まえないと次に出会えるとは限らない」「いい意味で人生をナメている」「本当にスゴいものは、一番バカにされている場所から生まれてくる。」などなど、名言が一杯でした。単なる思い付きや街ネタとして笑って取り上げられて終わるようなものに、世間の評価に左右されない視線とリスペクトと愛…、まさに偉人の偉業。

そんな都築さんの広島現代美術館での展覧会ももうすぐ終了です。大量の写真を見ていると「笑いたければ笑えばいい、でもおまえらには出来ないだろう」という声のない慟哭みたいなのに囲まれてる気がしてなんだか泣けました。今回は、たまたま志ある学芸員さんの熱意で実現したそうで、残念乍ら巡回する予定はいまのところないんだそうです…。そこでの展示グッズとして私が絵かかせてもらったタオルとエコバッグと一筆箋も(写真撮影忘…)観覧のお土産に是非〜。

都築さんは、いつもジェントルで優しいのですが、絵描き引きこもり人生が長いため、緊張して空気の読めない発言しかできず毎回申し訳ない気持ちで一杯。きちがい未満な阿呆はどのように生きるべきなのか聞いてみたいもんです。しかし次こそ、とか思ってるうちはアキマセンな。